国の重要文化財に指定されている、全国的にもまれな「多脚式」の、国内最大級の石造桁橋です。柱状の石を組み合わせた素朴なつくりで、橋脚は三角形の流線形となっています。
付近は寛永14年(1637)の天草・島原の乱の最大の激戦地でとなり、多くの犠牲者が出ました。 毎年10月には天草・島原の乱の霊をなぐさめるための殉教祭が開催されます。
当館からは徒歩0分。天草の歴史を肌で感じていただけます。島原・天草一揆を中心とした天草キリシタン史を、展示した資料館で、天草のキリシタン文化に触れることができます。
館内は4つのゾーン(天草キリシタン史、南蛮文化の伝来と島原・天草一揆、乱後の天草復興とキリシタン信仰)に分かれており、 解りやすく解説されています。 映像室では天草のキリシタン史をわかりやすく解説したDVDも放映されています。
鎌倉時代の元寇の際、天草太夫大蔵太子という女傑が、諏訪大明神の御加護により輝かしい戦功をあげました。太子は神恩に感謝し、信濃の国の御本社より御分霊を報じたのが本渡諏訪神社の創始とされています。
社殿前の参道に並ぶ「子抱き獅子」、樹齢200年を超える大蘇鉄、夫婦子供の獅子狛犬、境内社の恵比寿神社など、見どころが満載です。
天草市五和町二江の周辺海域に生息する、約200頭の野生のイルカに出会える天草屈指の人気レジャーです。 季節を問わず一年を通じてイルカウォッチングが楽しめ、お子さまが喜ばれること間違いなし、ご家族連れにおすすめです。
2階『ドルフィンスクエア』では楽しみながらイルカのことが学べるコンテンツが盛りだくさん。 良き旅の思い出に自然豊かな天草の海を満喫できます。
正保2年(1645)創建の天草で最初の禅寺。
天草島原の乱後、島民の心を安定させるため、初代代官・鈴木重成が建立した、漕洞宗のお寺です。
石段の入口に立つ、豪壮な山門の地蔵は彫りが深く、異人さんの顔をしており、『異人地蔵』と呼ばれています。
延慶寺は天草の梅の名所。樹齢500年以上の、地を這うような姿の古木『臥龍梅』があります。
天草の合戦で、武将・木山弾正の妻、お京がこの梅に兜をひっかけたため討ち取られた、という伝説から“延慶寺の兜梅”と呼ばれています。
司馬遼太郎が「こういう梅の木も花も見たことがなく、おそらく今後も見ることがないのではないか」と称えた白梅の、 花の見ごろは2月下旬から3月上旬。
﨑津集落(さきつしゅうらく)は、熊本県天草市河浦町﨑津一帯の総称で、羊角湾に面した潜伏キリシタンの里として知られています。 キリスト教の潜伏期から復活期の足跡を残す﨑津集落は、2018年7月「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。
1934年頃、ハルブ神父時代に建てられた天主堂は、教会建築の名人・鉄川与助が設計・施工したもので、﨑津諏訪神社から見下ろす集落の中心地に位置し、チャペルの鐘展望公園から眺めると背景に広がる河浦湾に浮かぶように見えることから『海の天主堂』とも呼ばれています。